明治以降



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明治以降

カレーライスは明治時代に入ってきた
カレーライスは明治時代に入ってきた

文明開化以降、多くの欧米文化が鎖国状態の日本に一気に流れ込んできました。もちろんその恩恵に預かれる身分の人々は、比較的裕福な階級になります。明治の初期は食生活において一般庶民は非常に質素な暮らしをしていましたが、欧米の文化流入が本格的に進んでくると、庶民の間にも欧米流の料理や惣菜が一般的になってきました。
そこで今回は、明治以降、どのような料理や惣菜が日本に広まっていったのか考えてみたいと思います。

明治、大正時代

バターなどの乳製品も明治時代に
バターなどの乳製品も明治時代に

明治、大正時代は欧米の料理が文明開化とともに一気に入ってきました。最初は都市部を中心に新しい文化が広まり始め、明治後期、大正になってくると農村部にも徐々に欧米の文化が浸透を始めます。具体的には、

・ カレーライス
・ ハヤシライス
・ バター
・ チーズ
・ アイスクリーム
・ キャンディー
・ チョコレート
・ ビスケット
・ ケーキ
ケーキなどのデザートも明治に一変する
ケーキなどのデザートも明治に一変する

などが広まり始めます。惣菜とはいえない食べ物もありますが、こうした食品が最初はお店で提供され、次第に家庭でも作られるようになってきます。もちろん一方で、江戸時代のように里芋飯や大根の三ツ輪漬けのような惣菜を好んで食し続ける人々も多数存在しました。積極的に上述のような新しい料理に手を出した世代はやはり若者で、特に都心部に住む人々が競って欧米風の生活を始めました。

・ ミルク
・ コーヒー
・ 紅茶
・ ビール
・ ウイスキー

など飲み物も次第に欧米化していった時代でもあります。

昭和、平成時代

今では普通のコーヒーも明治に輸入される
今では普通のコーヒーも明治に輸入される

昭和は第二次世界大戦に向け、次第に食べ物が質素になっていきます。当時は食料が不足して、サツマイモなどで食いつないだ時代になります。
戦後の復興期は最初こそ貧しかったですが、次第に豊かになるにつれてアメリカの文化が入り始め、現代にも通じる食生活ができあがったといえます。朝食にはパンを食べ、牛乳を飲み、スクランブルエッグや焼いたベーコンを惣菜にしながら生活をする日本人が普通になりました。
しかし、平成の現代は、偏った欧米志向から日本人が解放されつつあります。欧米に対する劣等感を現代の若者はほとんど感じていません。むしろ日本の文化、日本の料理、日本の惣菜に対する再評価が次々と起こってきています。日本料理が見直され、日本的な惣菜が積極的に日々の食事に取り入れられているのです。

これからは日本食の時代

惣菜にぴったりのビールも明治に日本へ
惣菜にぴったりのビールも明治に日本へ

日本の惣菜は体にいいと、日本人もようやく気付き始めました。世界的に日本食がブームになって、日本人も自分たちの食べ物を再評価した形になります。
ハンバーガーやポテトチップスなど、欧米の惣菜は日本に完全に定着しましたし、フランス料理やイタリア料理、中華料理のレストランはかなり人気があります。それでも家庭の料理はやはりお米とみそ汁を中心に作られるケースが多く、日本食への回帰現象は至るところで見られます。
これからは明治維新以降、どっと流入した外国の惣菜や料理のいい部分を取り込みながら、一段階レベルの上がった日本オリジナルの料理や惣菜を作り出していく時代になっていくと予想されています。